格闘技の種類 散打

試合

散打(散手/サンショウとも)とは、中国武術におけるスパーリング・組手・試合にあたる行為を指す言葉です。 技術交流のために開かれる大会は散打大会、散手大会などと呼ばれ、日本でも様々な流派によってそれぞれ独自のルールの元に開催されています。 また、中国で創立された、中国武術・ボクシング・ムエタイなど様々な種類の格闘技を源流とした新しい格闘技のことを指すこともあります。1997年ごろからプロの格闘技としてアメリカや中国などで試合が行われるようになり、日本でもシュートボクシングやK-1といった格闘技との交流試合を経て知られるようになりました。 基本的にパンチ・キック・投げ技で戦いますが、従来の格闘技のルールの隙間を縫うように発展していった結果、投げ技が主体になり、サイドキックで相手を崩したところで、飛び込みざまのフックからの組み付き、そして投げを打つというスタイルになりました。 試合は、8m四方の擂台(レイタイ)と呼ばれる台の上かマット、もしくはボクシングのリング上で行われ、試合時間は、アマチュアは2分×3ラウンド(インターバル1分)、プロは3分×5ラウンド(インターバル1分)です。