格闘技の種類 テコンドー

テコンドー

世界の格闘技には日本の武道を源流とする種類もあります。その中でも韓国の国技となっているテコンドーは有名です。 テコンドーは空手よりも多彩な蹴り技を得意とする格闘技で、朝鮮半島に伝わる武術を集積したものでもあります。この格闘技は1940年代から朝鮮半島で流行していた日本の空手を元に構築され、1955年に「テコンドー」の名称が正式に採用されました。 現在のように普及したのには伝統とスポーツの両面が大きく影響しています。伝統としての側面は韓国の軍隊で定着した歴史が関係しており、韓国の歴史にまつわる名称や象徴を含んだ型に表れています。スポーツとしての側面はオリンピック競技としても認知されたスピード性に表れています。韓国ではこの武道を世界的に普及させるために、実戦性を犠牲にしてでもスポーツとしての分かりやすさを前面に押し出す戦略をとりました。その結果として日本の空手を追い越してオリンピックのオープン種目として採用されたのです。